VISA、Mastercard、JCBの違いを説明!日本、海外で使うならどれ?
クレジットカード発行を考えている方はできれば国際ブランドも意識して発行してもらいたいと思っています。ご自分のためにもなりますし、損をしない発行の仕方になります。
この記事では国際ブランドの違いを説明しています。日本や海外で優秀なブランド、初心者は何を考えて発行すればいいか?など。
クレジットカードを発行する時に国際ブランドまで考えているでしょうか。初心者にとっては分かりづらいのですが、クレジットカードには国際ブランドと言う「種類」みたいなものが存在します。
気になる事があったので、記事にまとめてみました。
0、国際ブランドとは?
JCB、Mastercard、VISA、AmericanExspress、DinersCiubで5大国際ブランドと言います。
この他に中国銀聯、Discoverを入れて7大国際ブランドとも言います。日本では5大国際ブランドを中心に考えています。
クレジットカードではこの内のどれかのブランドをカード券面にマークとして刻み、国際ブランドに対応している店舗でのみ「カード決済」が可能となっています。
例を挙げると「JCB」と記載のない店舗では同じクレジットカードでもカード決済ができない仕組みになっています。
発行の際は自分の使いたい店舗やインターネットショッピング、旅行先での支払い方法を見てからの発行が望ましいです。
1、クレジットカードの元はVISAにあるのが理由
クレジットカードを発行する時はほぼ必ず、「国際ブランド」を聞かれます。アメリカンエキスプレスカード以外は「VISA」「Mastercard」「JCB」のどれにするかと聞かれます。
適当に選んでも構いませんが、クレジットカードを使ってお買い物をしていく可能性がある人は少しだけ読んでいって下さい。
私も「国際ブランドなんて何でもいい」のタイプです。と言うよりよく分かりませんでした。しかし、クレジットカードを使っていると「使えないお店」が存在する事が分かってきました。
「カード決済可能」が当たり前の世の中で今の時代なら一見大きな店舗なら「クレジットカード決済は可能」と思ってしまいます。
しかし、実際にはクレジットカードが使えても「国際ブランドがJCBだから使えない」と言うお店が多いのです。1つ、2つならまだしも肝心なお店で使えなくては意味がありません。
もちろん、Mastercardだから使えない、VISAだから使えないと言うお店もあると思います。しかし、引っ掛かるのがJCB。他2つはアメリカといった世界に通じる国が発行しています。
批判したい訳ではありませんが、JCBは日本が発行するクレジットカード国際ブランドです。「日本ならいいんじゃないの?」では世界に通じません。
大手店舗は「世界からのお客様」も考えて店舗を広げています。時間がなくてもクレジットカード決済に早く対応したい店舗にとって、日本が発行するJCBブランドを取り入れるか世界で認知度の高いVISAやMastercardのどちらを選ぶか?
誰でもVISAやMastercardを選んで当然です。会社なら事業拡大に繋がる可能性があります。そのため、JCBで対応している店舗が微妙に少ないのです。(と思います。)
実際に私も色々なお店でクレジットカード決済の表示を見ますが、VISAとMastercardは多いです。しかし、JCBは2回引っ掛かりました。「対応していません」の一言。
VISAは今のところありません。なので、題名にはVISAがおすすめ?と記載しました。日本でなら大丈夫だろうと思っていましたが、「スシロー」はアウトでした。
インターネットショッピングなら普通に使えますが、使えない事もありそうです。まさに1社で使えても10社全部では使えないのがJCBです。
2、JCBのよさは日本が発行している国際ブランドな事
JCBブランドを批判するのも持っている私にとっても面白くないので、今度はフォローです。日本が発行すると言う事は一応きちんとしている事になります。
外国の旅行者からも「日本は綺麗にしている」「日本はしっかりしている」と評価が高いです。この事からも日本のクレジットカード国際ブランドと言う事で信用はおけるのではないでしょうか。
とは言ってもVISAやMastercardで何か問題が起きた訳でもなく、あくまでフォローしているだけです。今更ですが、私は全部VISAでも良かったなと思っています。
JCBは先にも記載した通り、旅行先での保障を考えているため、まさに日本らしいやり方を心掛けています。
海外旅行先や保険、サポートが必要だと思う方はJCBを選んでも損はありません。ややこしいですが、「JCBカード」と「JCBブランド」は違います。
「JCBキャンペーンサイト」を見るとキャンペーン対象が「全てのJCBブランドカード発行会社」となっていました。JCBカード単体のキャンペーンなら「全ての」と付ける意味がありません。
ようするに楽天カードのJCBブランドなら「JCBキャンペーンサイト」のキャンペーンを利用できる訳です。無理にJCBカードを発行する必要はありません。
さらにフォローですが、JCBは日本国内のキャンペーンを多くしており国内で使う分にはほぼ申し分はありません。キャンペーンもJCBブランドが多く、国内ホテルが最大8%還元などがあります。
また、海外の不慮な事故等は「JCBカード」なら安心の声。海外で緊急トラブルが起きても、しっかりとサポート。
トラベル&エンターテインメントを実現するJCBカードは旅のお供として申し分なし。一緒に海外に行きたいNo1とも言われています。
一度「JCBキャンペーンサイト」で検索を掛けてみて下さい。
3、VISAは「最初」に強いのが特徴
JCBが保険やサポートならVISAやMastercardは「決済」に強い国際ブランドです。「最初」に強いと言うのはまず最初にVISAやMastercardを決済方法として導入する事が多いためです。
私の体験談になりますが、実際にVISAとMastercardしか対応していない場所もありました。「ここ!」と言う場面でJCBが少し劣るのが気になります。
「最初に強い」=出来立てのお店やショッピングモール、通販サイトはVISAが非常に多いです。国内ならJCBで大丈夫!とインターネットにありますが、実際にはそうでもありません。
私の場合はVISA、Mastercard、JCBは全て持っておくと正解と考えています。カード発行は3つまでなら何も問題ないので、ブランドを3つ揃えておくのもいい対策です。
いざと言う時に国際ブランドが対応していないと非常に困ります。いつでも決済ができる様に予め3つの国際ブランドを揃えておきたいです。
4、各国際ブランドの特徴
【VISA】
加盟店舗数、知名度共にNo1がVISAブランド。クレジットカード=VISAとイメージする人も多く、実際に使える店舗数も多いので、国際ブランドとして選んで間違いないです。
結局はVISA、Mastercard、JCBの3つを発行した方が日本国内のクレジットカード取り扱い店で使えない事がないので、おすすめです。
実際に私も3つの国際ブランドを揃える事を前提条件にクレジットカード発行をしており、デザインも気にしながら国際ブランドを揃えています。
VISAの会員数は25億人を超えるとされており、世界最大シェアに輝いた実績を持ちます。海外では「VISA」が主流で次にMastercardとなっています。
【Mastercard】
3つの主流国際ブランドの一つ、MastercardもVISAと同じく、海外に強いカードです。クレジットカード加盟店の中にはVISAを扱っていない店舗があり、インターネットでも同様の事が言えます。
海外では、VISA支払いしか受け付けていない場所もあれば、Mastercardだけしか扱っていない国もあります。そのため、どちらか片方あれば十分!の考えは通用しないので、海外旅行を考えるなら、国際ブランドとして選びたい第2位です。
会員数は約10億人。2017年年末にはもっといっているでしょう。
【JCB】
日本初の国際ブランドであり、会員数は1億人程です。上記2つはアメリカ発行の国際ブランドですが、JCBだけは日本発、日本発行の国際ブランドです。
キャンペーンサイトも丁寧で日本人が好むキャンペーンを実施。保障制度も万全のため、海外旅行のお供として間違いないブランドです。
日本語でのサポートが受けられるなど、海外旅行における不安を解消しており、日本人が不安に思いやすい事をサポートしています。
海外に弱い日本人にとって心強い味方ではありますが、VISA、Mastercardに比べて世界で使える加盟店が少なく、海外ではほとんど使えないかも知れません。
AmericanExpress加盟店で支払いができる特徴があり、(2017年では不明)JCBブランドの使い道が意外に広いのも特徴。
現在、「楽天カードはJCBがいい!」の記事が検索TOPに来ていますが、nanacoポイントとの連携は断たれており、使えません。
【AmricanExpress】
またの名を「アメックス」とも呼び、今でもステータス感の強いカードとして認識が強いです。AmericanExpress自体の審査は「昔より今」を審査すると述べており、過去がどうであれ、現在の自分を審査対象としてくれる事を明言していました。
ステータス性の高いカードだけあり、緊急トラブルや荷物の運送など年会費に見合う待遇が受けられるのも特徴の一つ。海外旅行先でもステータス感を強く見られる事が多く、日本以上に手厚い歓迎を受けられる噂もあります。
普通の一般カードの審査は上記に記載した通り、随分緩くなり、一部ではステータスはほぼないとも言われますが、一般カード以上になると話しは別の様です。
他サイトにも記載されていますが、年会費が掛かるため一般的に使うには適しておらず、ポイント目的の4人はAmericanExpressとは無縁でしょう。
【DinersClub】
「審査は年収が重視」「ゴールドに通るくらいが一般カードの審査レベル」と言われるくらい、ステータス抜群のカードです。世界No1ステータスカードなので、持っているだけでも実はスゴイ事です。
とは言え、年収1000万円と求められる訳ではなく、年収は500万円以上あれば十分な様で専業主婦(年収400万円)でも通る、年収200万円でも通る、契約社員でも大丈夫だった・・・など最近は落ちていると噂があります。
【銀聯カード】(ぎんれん)
中国中央銀行発のクレジットカードです。中国向けとは言え、日本国内でも加盟店は増え続けており、成長率は著しいです。
ただ、日本人が発行する時に国際ブランドやクレジットカードとして選ぶ事は少ないです。ただ、7大国際ブランドの一つなので、知名度は高いです。他記事でも紹介されていると思いますので、興味があればご確認を。
1985年に設立後、現在まで続く国際ブランドとして有名です。発行元はアメリカ合衆国なので、信用性も高いのが特徴です。ただ、日本ではディスカバーカードを発行している会社がなく、目で見るのはインターネットの情報だけでしょう。
それでも5000万人を超す会員数を誇っており、400万店舗以上も加盟店がある実力を持っています。全ての国際ブランドを持ちたい場合には、アメリカといった海外で申請する必要があり、日本人には入手難易度が高いかも知れません。
5、クレジットカード決済はJCBは不要かも?
JCBを非難する訳ではないのですが、JCBで決済しようと思うと結構引っ掛かる事が多いです。特にクレジットカードのJCBに多いので、発行する時はその辺りも考えてもらいたいです。
正直、初めてのクレジットカード発行だと何を言っているのか分からないですし、私もそうでした。「とりあえずクレジットカードなんでしょ?ここで使えるならいいや」程度です。
JCBが不要と書くとちょっと厳しい言い方になりますが、他のサイトでも10年前からJCBは海外で使いづらいと言われていました。今でもJCBの加盟店が少ないと言われており、VISAかMastercardをおすすめしています。
そうは言ってもJCBが全くいらない訳でもなく、結果的には全部持っていると安心の一言です。キャンペーンなど海外以外にも利用できるので、JCBはあって損はありません。
他サイトでも2つの記事でJCB+VISAかMastercardと言っていますし、私がレア体験しただけかも知れないので、世間一般の意見を推します。
しかし、決済しようとすると日本でも「JCBはダメです」となる事があり、VISAやMastercardが優秀なのが分かります。
私の体験談となってしまいますが、「仮想通貨」はクレジットカード決済ができました。しかし、「JCB」はダメだった・・・・そうです。
国際ブランドを選ぶ際にはこうした新しい場所で引っ掛かる恐れもあるので、私的にはVISAやMastercardをおすすめしたいです。
日本で使う分には1年か2年全く問題なかったそうですが、「国際ブランドは全部持っておいた方がいい」の意見は変わりませんでした。現金がない時に「対応してません」では話しになりません。
クレジットカード発行の時の注意点みたいな感じで捉えてくれれば問題ありません。どちらにしろ、初めての発行では分からないと思いますし、使ってみて問題があった時に私の記事が理解できると思います。
興味があれば、VISAやMastercard、JCBといった国際ブランドについて、私の記事や他の記事で勉強してみてはいかがでしょうか。
さらに調べていくと、利用を考えている人のアドバイスとしては日本国内ならJCB、海外ならVISA、Mastercardとありました。しかし、これも何がいいのか悪いのか?を知らないとほぼ関係ありません。
初心者に分かりやすく言うなら、「海外に行く時はせめて、自分の持っているクレジットカードで決済可能か調べて下さい」となります。
それでも不安は拭いきれないので、海外に行く時は全ての国際ブランドを持って行き、ショッピング限度額を知っておく事が大切です。
クレジットカードもすぐに手に入らない事が多いので、全てのブランドを揃えてからどこに行くか決めるのもいい手です。
審査、発行、届くまで2週間とクレジットカードも審査から使える様になるまで遅いと言えば遅いです。海外に行く時は予めその辺りを理解しておくといいでしょう。
6、国際ブランド選び、他記事の意見まとめ
日本ではあまり関係なし、人気順だとVISA、JCB、Mastercardの順番です。選ぶ優先度は持っていないブランドを選ぶ事でした。
私も記事と同意見です。とにかく国際ブランドは全て持っておくといい感じです。どこに行ってもどれかのカードで決済ができる=ポイントがもらえるって事です♪
貯まりそうにないなと思ったら、携帯電話などの公共料金の支払いを貯まりそうなカードに変えてしまえばOKです。
自らの利用用途に合わせた方がいいとも言われており、人気を選ぶよりどれくらい使えるか?を考えるのもいいでしょう。
ダイナースやアメリカンエキスプレスカードはステータスカード感が強いそうで、普段使い以上にお金のある人向けです。持っているだけでステータス抜群と言われるので、ステータスを気にする人は持っておくと損しません。
JCBは他記事でも言われている様に有名なリゾートチケットが当選します。抽選ですが、国内で強いカードだけあります。最近では、JCB=国内のイメージは払拭され、旅行保険は強くなりました。
しかし、他の方も言う様にVISAやMastercardの方が世界的な加盟店が今でも多いので、海外旅行に行く時は要注意。アメリカンエキスプレスと連携しているのがJCBなのは、本当の様です。
結局のところ、海外でクレジットカードを使う時に注意したいのは、カード自体ではなく国際ブランドなのです。
「VISAしか扱っていません」と聞いて「?何それ?VISAって何?」とならない様に国際ブランドの種類や特徴だけはおさえておきたいです。どこに行くにもお金が要るのが海外旅行ですが、クレジットカードならスムーズに決済ができます。
特に海外では現金取り扱いがない場合も多く、国際ブランドの知識とクレジットカードの知識はあって損ではありません。
ズラッと説明していますが、どの国際ブランドもいい面もあり、悪い面もあるのです。自分が発行したカードの右下のロゴマークの部分が国際ブランドのマークですが、人によってはデザインを重視します。
最後には、使い勝手になりますが最初はどの国際ブランドを選ぶのも自由です。デザインだけで決めたら、「ここで使えなかった・・・」となったのも私の体験談です。
国際ブランドの違いは国内で使うと「使えるか使えないか?」「デザインがどうか?」「キャンペーンはどうか?」程度しかありません。海外で使って初めて、VISAMastercardが必要になってきます。
キャンペーンはMastercardでもVISAでもJCBでも行っているので、キャンペーンだけ見ると「JCBがいいな」となります。しかし、物の見方によってはどの国際ブランドも光るところがあり、発行して損はしません。
自分の周辺環境次第となるので、難しく考えず国際ブランドを適当に選んで発行して後から「あ、この国際ブランドも必要だな」と感じていけばいいと思います。
もちろん、最初からどの国際ブランドにするか決めているなら全く問題なくそれでいいんです。迷っているなら、恐らく「どの国際ブランドも大差ないな」と思っているか「キャンペーンはJCBかな」と思っているのではないでしょうか。
自分が気になる国際ブランドのいいところがあれば、最初はそれで十分です。私もクレジットカードを発行していますが、最後には全ての国際ブランドが揃います。
どこに行ってもスマートに。誰に見られてもスマートに。
国際ブランドに対する知識が少しでも増えたなら幸いです。興味があれば、全ての国際ブランドを比べてみてデザインなどを気にしてみてはいかがでしょうか。
クレジットカードを自分のスタイルに合わせる感覚で一歩先を見てみましょう。